オレフィンシートフローリングが一般的になって約10年が過ぎますが、そろそろキズが気になっておられる方が増えてきました。

今回はシートフローリングにつくキズの種類と程度について紹介したいと思います。

まずはシートフローリングの断面をご覧ください。

上から
1層:表面保護
2層:オレフィンシート=木目印刷物
3層:MDF(圧縮したダンボール)=層がない
4層:合板=層がある
裏:クッション材

キズの深さと診断
1層目の表面保護のキズであれば光沢がなくなる程度です。

2層目のオレフィンシートにキズがある場合だといずれ湿気でめくれ上がり、カビや汚れでキズが黒く目立ってきます。3層目のMDFに水分が及びます。

3層目のMDFまでおよぶキズは致命傷。MDFは圧縮したダンボールで出来ており超固いのですが、なにせダンボールなので水分に弱い!膨らんでしまいます。

下層は問題外と思いますので省略します。

1層目と2層目に及ぶ線キズ 
1層目と2層目に及ぶ凹み
1層目と2層目に及ぶ欠けと引きキズ

さて、キズを見つけたらどうするか! 

迷わず補修するか貼り替えです!

❢ 新築物件の内覧会では、ちゃんとチェックしてください。トンデモナイことになります。コツは強めのライトで照らしてチェックすることです。

そして、主な間取りで玄関・廊下から(リビングの扉を開けて)リビング・バルコニーまでの一直線を最後に必ずチェックしてください。花道ですから!