中古マンションのリフレッシュをご依頼いただきました。
ご入居(お引越し)が3日後というタイミングでご連絡をいただいたのでスケジュールが超タイト! これは腕が鳴りますね。
「当日・現地調査とお見積り、中2日で施工・乾燥、3日後にご入居(引越)という日程でなら施工可能です!時間がありません!」とお伝えしサンプルを持って早速現地調査へ伺いました。
クリーニングは(仕上げWAX)されていたものの、とてもきれいにお使いになられていた物件でした。フローリング床に細かなキズといくつかのざらつき部分と補修箇所はありましたが、損傷は少ない状態でした。
フロアリフレッシュすることでフロア全体の光沢ムラは無くなり細かなキズや補修跡も気にならなくなるのですが、バルコニー側の吐出し大窓のフローリングにある大きな補修部分が暴かれてしまうことをご了解いただきました。
さあ、翌日の施工日当日は晴天!(前日まで雨。お客様がもっておられる☆)
施工予定をお客様に説明し、それでは開始~。スケジュールは以下の通り。
①お客様と施工場所の確認とキズチェック
②養生・和室白木コーティングのための研磨作業(サービス施工)
③剥離作業:仕上げWAXと汚れを取り除く
④乾燥(約1時間)・トイレと洗面室のクッションフロアガード施工・和室白木コーティング塗布(サービス施工)
⑤コーティング:エバーグラスコートを塗布
⑥乾燥(約2~3時間)
⑦養生外し
⑧お客様ご確認後、完了
*昼休憩で現場を離れるので鍵をお預かりすることが多いです。
*乾燥時間は当日の天候により異なります。
この予定でサクサクと剝離作業を終えたところで問題発生です!
バルコニー吐出し大窓側のフローリングの補修は、シミを隠しのための塗装でした。 ざらつき劣化と反り、一面のシミを塗装で隠していたのです。
表面のざらつきや黒ずみをサンダーで軽く研磨、色抜けしたシミは丁寧にペーパーをかけて境目を薄くして薄く着色。着色は重ねていくので初めからバッチリな着色はしないので根気と繊細さが必要です。
トイレ・洗面室のクッションフロアガード施工完了。
和室白木コーティング完了。
残るは 私が担当のシミ補修。周囲からの圧を感じます。急がねば。
シミ補修が終わったら廊下+LDKにエバーグラスコートを塗布し乾燥です。きれいには乗った(塗れた)けれど・・・ざらつきの箇所の光沢がうまく出てほしいですね。
乾燥時間の間に遅い昼休憩に入りました。ふう~。
さぁ入室!
Good Good!
ざらつき補修部分もしっかり光沢が出ています!
まとめ
築26年の突板フローリングがシートフローリング並みの機能に! 気にせず水拭き掃除ができて、もっとお掃除が簡単になった。もう雨が拭き込んでもシミや色抜けしない。光沢も劣化も現状維持できます。
一面のシミは意外と着色だけで消すことができ、ざらつきも薄い研磨でなくなっりました。突板のフローリングの着色は透明度のある水性染料を使用し重ね塗りしました。 通常補修で使う油性顔料では不透明の木目なしベタ塗りに仕上がり、せっかく書き込んだ木目もコーティングで消えてしまうんですよね。
タイトスケジュールでの施工となりましたがいい感じに仕上がりました。
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