在宅時の防犯 まず考えて!

自力で備える防犯システム=カメラ・ライトやマイク、グッズなど様々な商品がいっぱいあります。
でも何から手を付けたらいいか迷われる方も多いのではないでしょうか。だからといって、何もせず時間ばかりが過ぎてリスクはそのままという事態に。

そんな時はまずはここから考え始めてください。

①住まい全体から考えること! 
「外から中へ
=外構 ➡ 窓ガラス ➡ 身に着けるもの

②どのくらい! 
期間と予算 (期間=いつまで守れば良いか?どのくらいここで暮らすのか?) 

特に②が大事ですかね。

期間=「どれだけここで暮らすのか」ということのはとても大切な視点です。築年数と同居世代数が目安となりますね。予算=期間が決まればどの程度か予測がつき予算建てができると思います。

今どきの防犯対策について 

空き巣をメインとした防犯から在宅時の凶悪強盗へ。そもそも「防犯(ぼうはん)とは犯罪を未然に防止すること」です。まずは、「予期せぬ侵入者(敵)を侵入させない」 から始めることです。

侵入させない防犯対策の方法

・窓や玄関扉から
①鍵やチェーンを増やす。
②ガラスを防犯ガラスに交換する、防犯フィルムを貼る。

・標的にならない
①インターフォンやポストなどに記号や文字・印は直ちに消すこと!
②インターフォンはカメラ付きに変える。

・全体を守る
セキュリティー会社に加入しプロの防犯システムを取り入れる。カメラ取付で屋外(家の周り)から守り、侵入されても大きな音で警報、カード型の通報機などで身を守りましょう。

『警察庁、国土交通省、経済産業省』
・『5団体防犯建物部品普及促進協議会』資料より

侵入させない防犯対策の目的と根拠

5分間は破壊されるな!
ガラスや鍵を壊しての侵入は5分以上かかると7割があきらめるというデータがあります。しかし、昨今の凶悪犯は上からの指示通り何が何でも押し入ってくるようですが…

15~20分でセキュリティー会社が来る!
防犯システムに加入されている場合は警報を察知後、警備員が15~20分で到着するシステムになっているそうです。そもそも敷地全体から対策を講じる必要がありますが…

カメラ付きインターフォンで訪問者のチェック!
居留守にせず取りあえず出て在宅だとあきらめる。またインターフォンやポストなどに記号などの印が書かれていないかチェック!これは目印です。

さぁ ここからが本題ですね。

防犯ガラスフィルムの違いと施工方法と価格は?

ガラス自体が厚く、割れにくい=貫通しにくい性能を持っているガラス

・防犯ガラスに変えるには

①ガラスだけを交換する
②サッシや枠から交換し直すリフォームが必要な場合もある

■価格帯
1窓2枚に対してサイズで違いますが、約27~40・50万円(ガラス交換・リフォーム)。

■メリット
一生防犯ガラス

■デメリット
大きいリフォーム、高額費用、防災・救助時に外から割れにくい

既存のガラス(フロートガラスのみ)に貼って割れにくく、貫通しにくい性能を持っているガラスに変身させるフィルムです。

CPマークを取得しているフィルム
防犯性能試験に合格=①打ち破り②こじ破り③焼き破りの試験方法で実施し、攻撃開始から5分以上(打ち破りは1分以上)、人体が通過できる状態にならなかったものを合格としている。

・防犯フィルムの種類は  

CPマーク(防犯性能試験に合格)認定フィルム 
PET製、厚みが350㎛以上
メーカー5社の13製品が製品が取得している

CPマークなしは、貫通防止フィルム(200~300μm未満厚) 通常の飛散防止フィルムの約4倍の厚みの準防犯フィルム。セキュリティーフィルムという製品は、もう少し薄く防災フィルム群になる。

・防犯フィルムを貼るには 

CPマークフィルム施工必要条件①
「フィルムの厚みが350㎛以上の製品で、日本ウインドウ・フィルム工業会が指定する接着剤を使用し、防犯フィルム施工技能者(国家検定技能士)が厚み5㎜以上のフロートガラス及び3㎜厚複層ガラスに施工するものである」

要するに防犯フィルムの効果を最大限に発揮するには、製品の性能(フィルムと接着剤)だけでなく、施工者の資格技術が重要。

CPマークフィルム施工必要条件②
ガラスの種類と厚みに条件があり、フロートガラスで厚み5㎜以上単層及び3㎜厚複層しかダメ!
その他のガラス(型板・すりガラスなど)に対するフィルムはCPマーク認定していないが製品はある。

防犯性能は変わりませんが、5㎜以上でないと施工過程で力いっぱい貼り付けるられず、初期の水抜けが不十分で抜けるのにじかんを要する。

■価格帯
1窓2枚に対してサイズで違いますが、約15~20万円。

■メリット
リーズナブルな価格、防災・救助時に内側なら割れる

■デメリット
貼りかえる必要がある

まとめ

始めにお伝えした【在宅時の防犯 まず考えて!】をふまえて、比較表のメリット・デメリットからよ~く考えてご自身にあった防犯対策をなさってください。


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